|
ストリーミング技術が登場した当初(1995年)は、RealNetworks, Inc.が画期的なストリーミングという技術を広く世界に広めました。当初はバックボーン回線の帯域の問題もさることながらユーザー側のアクセスラインが正にナローバンドであったこともあり、AMラジオレベルの音声ストリーミングがほとんどでしたが、ダウンロードすることなく海外のラジオを聴くことができるということで画期的なものでした。その後は、インターネットの可能性のデモンストレーションの1つとしてニュースサイトやコンサート中継などに使用されましたが、今思えば、実用レベルからは程遠い感じでした。
2001年以降のブロードバンドインフラの普及に伴い、ストリーミングは市民権を得、個人から中小企業、公共機関、大企業、エンターテインメントなど各界各層で利用されるようになりましたが、はじめは「ミニ放送局」運営気分ではじめたものの、活字と写真のサイトと異なり、ストリーミングコンテンツ制作は確かに手間がかかることもあって、活用がしぼんでしまうことも多いことも事実です。
そこで、ストリーミングを効果的に活用するための考え方やその方法についてポイントを理解しましょう。
1.ストリーミングの前にWebサイトの目標・コンセプトを明確にしよう。
ストリーミングを活用する場合も、しない場合も、基本はWebサイト全体の目標とコンセプトを明確にすることはいうまでもないことです。この点についてあいまいなままWebサイトを構築すると、アクセスする側からすれば大変分かりにくいWebサイトとなり、構築した側からすればWebサイトの目標を達成することができないということになりかねません。個人が運営するWebサイトでもすばらしいWebサイトが多いのですが、概して勢いで制作し、公開しているWebサイトが多く、なぜかプロの仕上がりとは何か違うなと感じたことがある人も多いでしょう。これはコンセプトを明確にし、使用する技術も磨きをかけていれば、それなりに異なることは確かです。
また、多くのアクセスを期待したサーチエンジン(SEO)対策を施すということもありますが、無名なサイトで苦心する点でもありますが、そうした特段のことをすることを考える前に、Webサイトそのもののクオリティ、ユーザビリティを考え、アクセスしてくれたビジターにとって有用な情報、コンテンツ、商品、サービス無くして、SEO対策は単なるハッタリに終わってしまいまうことも知っておく必要があります。例えば、オンラインショップサイトであれば、アクセスが無ければオンラインの売上があがりませんが、アクセスが多いことと売上が多いということは必ずしも一致しないということも確かでむやみにアクセスが多いだけでもどうにもならず、いかに仮想顧客というターゲットをつかまえることが可能かに焦点をしぼるということになります。(GoogleのWebサイトでもSEOスパムは害が有害と判断されるため、サイトのクオリティを重要視することを薦めています。)
2.ストリーミングのメディア特性を把握しよう。
ストリーミングのメディア特性というと、何か難しい響きがしますが、要は活字の方がアピールできるか、写真や画像でアピールできることと、動画・音声でアピールできることは何かということです。よく、笑い話でもあることですが一言電話で話せば済むことなのにも関わらず、メールの文章を一生懸命書いて送信する人もいますが、そうすべきではない、そうしなくてもいい、そうした方がいい、そうしなければならない、この4つについて考えれば、どのような場面でどのような手段を用いるかがわかるというわけです。
ストリーミング配信でできることはご存知のとおり、動画配信、音声配信、スライド表示、その組み合わせです。ストリーミングを使用しない活字と画像のみのWebサイトは雑誌や新聞のようなものですがそこにストリーミングコンテンツが加わるとリアルな現実感が生まれます。人の顔や声、商品イメージ、人や物の動きを伝えることができます。
どの分野でストリーミングが活用できるのか⇒クリック
|